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これだけは知っておきたい安全なパスワードの作り方

こんちは。ライターのチルドです。

近年、スマートフォンの爆発的な普及により、小学生からお年寄りまで、インターネットと上手にジョインする時代になりました。

ネットでは、さまざまなゲームやツールを無料で楽しめますが、それには登録が必要になります。そして、登録にはメールアドレスとパスワードが必須です。

そこで悩むのがパスワードの内容です。

複数のサイトでパスワードの使い回しが危険なのは、言うまでもありませんが、だからと言って覚えられないパスワードでは意味がありません。

そこで今日は、忘れない安全なパスワードの作り方をご紹介しようと思います。



ちなみに、以下に紹介する方法は、先月開催された「PasswordSummit2015」というセミナーで学んだ内容に、個人的な見解を補足したものです。

つまり、これを読めば、 PasswordSummit2015の 内容をすべて知ることができるということです。

興味のある方は、ぜひご覧ください。

はじめに整理しておくこと

パスワードの歴史は古く、その起源は古代エジプトのパピルスにあると言われています。

また、パスワードに似たものに暗号があります。しかし、この2つは目的が違います。

・パスワードは個人を識別するためのもの
・暗号は文章を分からなくするためのもの

という違いになります。

パスワードは有機物ですが、暗号は無機物。つまり暗号は機械的に組み替えられた記号の集まりに過ぎないのです。

したがって、パスワードを暗号のように作ってしまうと、すぐに忘れてしまいます。

覚えられる文字列を作る

一般にパスワードは、長ければ長いほど安全性が高いとされています。しかし、それでは覚えることが難しくなります。

そこで、1つのパスワードを2つに分割していきます。

銀行の暗証番号なら、誰でも覚えられますよね。

まずは、すぐに思いつく単語を作ります。

それはloveかも知れませんしschoolかも知れません。もしかしたらunkoですか?

ここでは仮に「TOKYO」としておきましょう。

覚えられない数字

さて、まずは「TOKYO」という文字列が完成しました。しかし、これでは短すぎます。そこで、追加する不規則な「数字or文字列」が必要になってきます。

あなたは今、この記事を何で見ていますか?スマホ?ノートPC?もしかしてガラケーですか?
そして、財布にはカードが入っているはずです。

そうです。ふだん、身近に持ち歩いているものには、なにかしら識別番号のような数字が刻印されているのです。世界に一つだけの、不規則でそこそこ長い番号です。それを利用するのです。

ちなみに僕の携帯を開くと「740SC」という刻印があります。

それを先ほどの「TOKYO」と組み合わせます。

「TOKYO740SC」

完成しました。

上の句の「TOKYO」を忘れるはずがありませんし、いつも持ち歩いている携帯を開けば「740SC」がすぐに確認できます。

これが忘れない最強のパスワードを作る方法です。

「TOKYO740SC」は、ほんの一例です。あとは自分がわかりやすい単語、いつでも確認できる番号を選び、自由にカスタマイズされてください。

以下は補足になります。

危険なパスワード

パスワードに選ぶ数字として、誕生日は避けましょう。自分の電話番号もよくありません。また、パスワードを書いたメモは絶対に作らないようにしましょう。

まとめ

結局のところ、パスワードは自己責任ですし、このやり方が絶対に正しいとは言いきれません。ほかにもっといい方法もあると思います。

また、最近では、指紋認証や、眼球の虹彩によって本人確認をする技術もありますので、近い将来パスワードは過去の遺物となってしまうかもしれません。

今回の記事をキッカケに、パスワードを煩わしい手続きではなく、もっと身近で愛すべき文字列として見直していただければ幸いです。