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スポーツクラブ女性更衣室の事件簿

こんにちは。ライターのチルドです。

さいきんは悲惨なニュースばかりで気が滅入ってしまいますよね。そこで今日は、気持ちがパっと晴れるような、心温まるニュースをお届けします。

スポーツクラブ女性更衣室の事件簿、どうぞお楽しみください。

http://www.flickr.com/photos/29507259@N02/3573755676
photo by D Coetzee

全裸徘徊事件

昨夜未明、スポーツクラブの男女共用通路を女性が全裸で歩いてしまうという事件が発生しました。当日は幸い悪天候のため施設内は閑散としており、クラブ従業員の迅速な対応もあり事なきをえました。同様の事件は今年に入って2度目であり、クラブ側は「ここは男女共用のスペースです」と書いた張り紙をするなどして再発防止に努めています。

下半身露出事件

腰丈のキャミソールに下半身まる出しというスタイルでドライヤーをかける行為が批判の的になっています。更衣室内の全裸は容認されているものの同行為は下品として議論を呼んでいます。本件について、更衣室監視委員の会長は「うえを着るヒマがあるなら下をはけ」とコメントしており、厳しく追求する方針を固めました。

シャワールーム立てこもり事件

長時間の専有が問題視されていたシャワールームに、新たな不法行為が発覚しました。ある会員の証言によると、ナイト会員の斎藤君枝(仮名)はレッスン前の30分、レッスン後の1時間にわたりシャワールームを不法に占拠していたことが明らかとなりました。

通報を受けた同クラブにより、綿密な聴き取り調査を行った結果、君枝は1週間のうち、のべ10時間をシャワールームの使用に費やしており、クラブ会員に多大な損失が発生している事実が発覚しました。近く口頭による警告が行われる模様です。

そもそも狭いシャワールームで1時間以上も、いったい何をしているのかは依然として解明されていません。

トリプルドライヤー事件

クラブ開設当初からトラブルの多いドライヤーに新たな手口が見つかりました。速乾性を高めるダブルドライヤー(両手に持ち同時に乾かす)に次いで、片手に1つ、利き手に2つ持って乾かすトリプルドライヤーが問題になっています。

同クラブ古参女性組合は「6つしかないドライヤーのうち半分を占有するのは極めて不当」としてクラブへ起訴する方針を固めました。ドライヤーについては、昨年から個人用ドライヤーの持ち込みが可能となったことでコンセントの奪い合いも激化しており、いまだ余談を許さない状況です。

脱水機パンツ紛失事件

女性会員のパンツが紛失するという前代未聞の事件が発生しました。しかし、当日不審者が目撃された形跡はなく、ロッカーの鍵も施錠されていたことから、盗難の線は否定されました。

クラブの内部調によると当該会員は自身が脱水機にパンツを置き忘れた可能性が高いと結論。しかし、脱水機にパンツは残っておらず、パンツの行方は以前として不明のままである。

コーチ抱きつき事件

レッスン中に女性会員がコーチに抱きつく事件が発生した。その場はアドバンテージのインプレー続行となったが、レッスン終了後の更衣室にて批判が噴出。古株女性評議会は全会一致で該当会員の除名をクラブ側へ起訴した。対する同クラブは正式な回答を検討中として保留している。

セクシー水着事件

ことの発端は新規入会のK美が胸元の大きく開いた水着を着用していたことによるものです。更衣室監視委員会の斎藤君枝(仮名)は「たいしてスタイルも良くないくせに」「非常識にもほどがある」「いい年をして」などのあからさまな不快感を表明。

クラブの規約によると、ウェア、キャップの着用は義務付けられているが、デザインについては自由とされており批判は監視組合の独自の見解となる。しかしK美はすでに今期限りでの退会届けをクラブへ提出した。

あとがき

女性更衣室の事件簿、いかがだったでしょうか。人が集まれば、なにかと事件が起こるものですが、スポーツクラブでは毎日のように凄惨な争いが堪えません。

みなさまも、どうぞお気をつけてくださいませ。

こちらからは以上です。



※この記事は噂話を元に構成された実在の人物団体名称とは一切関係のないフィクションです。