散るろぐ

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愛くるしい子供時代

僕はテングになりやすい。そんな性質なんだよ。だから、ちょっと褒められると舞い上がってしまう。自分が特別だって思い上がってしまうんだよ。

しばらく、はてなブログから離れるよ。ブログお休みというわけじゃなく、巡回を控えようと思う。時代の流れなんだろうけど、アクセスやピーブイに執着しすぎてしまうから…。


http://www.flickr.com/photos/24128704@N08/8712052763
photo by `James Wheeler


みんなにとって、働くってなにかな。

僕は、お金を稼ぐため、生きていくため、生活のために働いている。だけど、お金があったら働かないかなっていうと、そうでもない。いろいろ考えたところで、そこに特別な意味なんて、きっとないんだよね。空はどうして青いんだろう、人はどうして寝るんだろうって言うくらい。

僕は、ちゃんと働いてるし貯金もあるから、不安は何もないんだけど、なんというか、近ごろ仕事に対するリスペクトがまるで持てなくなってしまった。会社にも仕事にも、そこに関わるすべての人たちにも…。

だから、他に何かできないかなって、探していたんだ。インターネットも含めて模索していたんだよ。そんなふうにしてたら、仕事でも、インターネットでも、お金をどうやったら掠め取れるかな、なんて考えてはじめてしまって…。

昨日はそれがピークになって、とり乱してしまった。あんなのは全部まぼろし。底辺なんてどこにもないんだ。

僕はとても幸福な人生を送ってきたんだ。

僕は、人々から祝福されて生まれてきた。珠のように愛くるしい子供だった。 イギリス風の洋館には、部屋が39室あり、バスルームが8つあった。お手伝いさんは14人いた。

僕の毎年の誕生日には、村中のひとが集まってお祝いをするんだ。その日のために特別に用意した食材を、お抱えのシェフが調理する。そして村中のひとたちと一緒にパーティーを開くんだ。

朝から晩まで、まるでお祭り騒ぎ。みんなの祝福の歓声が村中に響いている。陽気に、飲んで歌って騒いで、疲れたら芝生の上でごろ寝するんだよ。

日が暮れたら、大きな松明に火をつけて、みんなで周りに座るんだ。親子、夫婦、恋人同士、それぞれが思い思いの場所に、大好きなひとと肩を寄せ合って…。

僕の隣には、物静かな母さんと、頼りになる父がいた。勢いよく燃えあがる、松明の炎が夜空に火の粉を舞い上がらせている。あたりは、セピア色に染められて、みんなの後ろにゆるやかな影を作っている。

ふと目を上げると、みんなすこし目を潤ませていた。

僕も、母さんの手をギュッと握りかえして、まぶたの奥をうるうるさせている。悲しいことなんて、どこにもなくて、この時間が永遠に続くんだって。そう願っていたんだ。