ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

冬のボーナスが支給されたよ

きのうは恥ずかしい記事を書いちゃったな。たぶん「顔から火がでる」って、こんなとき使うんだと思う。

でも、今はすぐ忘れられるから平気だよ。怒涛のように流れる情報がキレイに洗い流してくれる。それがどんな黒歴史だったとしても。

ブコメも、ふだん見かけないアイコンは辛辣だよ。それに引き換え、サイトーさんやゼブラさんは優しい。厳しさの中にもあふれる人類愛があるんだ。


http://www.flickr.com/photos/48176312@N00/2796343350
photo by nyatsuki


しかし、また負け戦だよ…。近年まれに見る大敗ってやつ。まったく、いつになったら勝てるんだろう。僕も一度でいいから、ちきりんみたいに圧勝してみたいよ。

でも、このスタイルで続けてるのは、評価されてもいいんじゃないかな。このブログが世界中から否定されても、僕だけは僕自身のブログを愛してあげないとね。

そんな否定だらけの、寒風吹きすさぶ某日、僕は会社で一枚の封筒を手渡されたんだ。その色あせた茶封筒は、羽毛のように軽いのにそれでいて驚くほどぴっちりとプレスされていた。まるでタンスに押しこんで忘れてしまったワイシャツみたいに。

封筒を受けとった僕は、周りに視線を泳がせながら、一目散にトイレに駆け込んだよ。個室に滑りこんだ僕は、便器のフタをおろしてその上に腰かけた。そしておもむろに封筒を取りだして、そっと封を切ったんだ。

その中には、1枚の折り目がついた1万円札がはいっていた。

それが僕の冬のボーナスだった。

「気はこころ」という言葉があるように、僕はこの一枚に、ありったけの肯定を注ぎ込んだ。否定じゃなくて肯定。無いよりはマシ。無いよりはマシ。幾度かそうつぶやくと、こころの中にポッと淡い火が灯った。

ところが、何気なく弄ったスマホが、やりきれない真実をロードしてしまったんだ。

国家公務員にボーナス、昨年冬から12万円増
読売新聞 12月10日 18時22分配信

国家公務員に10日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。管理職を除く一般行政職(平均36・7歳)の平均支給額は約69万1600円で、前年同期に比べて約11万9800円の大幅増となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00050083-yom-pol


僕の心に灯ったゆれるセピアの孤灯は、インターネットのそよ風で消えた。

日本は。世界は。人類は。

僕はいつもそうやって、主語を拡大してやり過ごしてきた。さまざまな痛みを受け入れてきた。やりきれない切なさを、まぶたの裏に閉じ込めてきたんだ。



そのとき僕は決意した。

そうだ、選挙に行こう。

この投票用紙が変えてくれる。この清き一票が格差にあえぐ僕の暮らしを一変させてくれる。僕のありったけの想いを込めて、候補者の名前を書こう。

みんなの言うとおり、選挙こそ輝く未来へのプラチナチケットなんだ。