散るろぐ

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みんな投票なんか行かなくても平気だよ

…近頃、良くないことが起こっている。僕がちょっとおとなしくしていたら「散るろぐは雑魚。所詮は泡沫ブログ」みたいな風潮になりつつある。そこはちょっと認識を改めてもらわないと。

投票なんて行かなくていい

僕は投票なんて行かないよ。みんな、あんな紙切れに、何を期待してるんだよ。なにを書くつもりなんだ。なにが変わるって言うんだ。選挙なんてのは結局のところ既得権の椅子取りゲームなんだ。

特定の個人・団体が既に得ている権益。特に法令や制度によって保護されている場合に使用される。あらゆる改革の障害とみなされ、それらを破壊することが国益につながると、多くの人たちが信じている。政治家が既得権益者の利益代表となるケースも多い。
既得権とは - はてなキーワード


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photo by theocean

既得権は普遍的に存在する

はじめに言っとくけど、みんなは既得権を甘く見てるよ。インチキな仕組みを作って甘い汁を吸ってるみたいに、軽く考えてる。違うよ。既得権はそんなチープなもんじゃない。

それに既得権は、なにもテクノクラートの特権ってわけじゃない。お金持ちでも貧乏人でも何かしらの既得権に守られているんだ。

たとえば健康保険だけど、月々の保険料は収入に応じて増えてく。多ければ多く、少なければ少なくというように。

でも、すべての国民が同じ医療サービスを受けられるなら、保険料も一律に負担するのが平等だよ。あなたは収入が多いから10万、キミは5万、こっちは母子だから免除。これが平等とは、まったくもって矛盾している。

つまり、掛け金が平等になると、保険料を払えない貧乏人は病院にかかれなくなる。すると貧乏人たちは困るから戦わざるをえない。貧乏人たちは、貧乏を理由に医療を剥奪されるのに、命がけで反対するんだ。

そして、収入に応じて額が増減するという仕組みが生まれた。実際に戦ったわけじゃないけど、これは貧乏人が獲得した既得権なんだ。

もしも、お金持ちがそれを不平等だと言って壊そうとしたら大変だよ。貧乏人たちは全力で反撃するよ。人生をかけた壮絶な戦(いくさ)になる。

逆もまた然りだよ。持つ者を、持たざる者が攻撃してきたら、持つ者(既得権)は全力で潰しにくる。ある程度の譲歩はするかもしれないけど、構造そのものを破壊されそうになったら、容赦なく叩き潰すよ。

ホリエモンが捕まったのも同じ理屈。彼にとって為替市場はゲームだったけど、相手にとっては違った。既存の投資グループからすれば、それは戦争だった。だから全力で反撃してきたんだ。勝負と構造破壊の境界線、そしてルールに則った勝負をしていたから、最悪の事態は免れたけどね。

つまり、既得権というのは、先人たちが、苦しみ、悩み、そして生涯をかけて築き上げた、いわば城壁なんだ。それを壊したい、壊そうとするなら相応の覚悟がいる。紙切れなんかじゃなく、生身の血を流す覚悟がね。

既得権を破壊できるのは新しい既得権だけ

既得権益というのはグループ、カンタンに言えば会社みたいなものだよ。だから、世の中に会社がなくならないように、既得権もなくならない。そもそも僕たちは選挙に行こうが行くまいが、どこかの既得権にはじめから所属しているんだ。

いやいや、行き過ぎた既得権を正すため選挙があるんだって思った?違うよ。行き過ぎた既得権は多数決で消されるから大丈夫。そのさじ加減が絶妙な既得権こそ最強のキングオブ既得権なんだ。要するに既得権を破壊するのは人じゃなくて、似たようなほかの既得権でしかない。選挙で誰を選んでも一緒ってこと。

政治家はなにもしてないんだよ。いや、出来ないんだ。だから国会なんて、賛成か反対に手を上げる小学校のホームルームみたいなもんさ。僕にだってできる。

これでよく分かったよね。

選挙に意味なんてないから。行きたい人だけ行けばいいよ。紙切れに名前を書くだけで、変えられるほど世の中は甘くない。